休みだったけどなんとか8時ごろには起き、今日は病院へ。
バスが来る前にアジサイを撮っていたら、ケータイを持った年配の女性が近づいてこられました。
その方は、見事なユリやジャガイモや玉ねぎなど、自分で育てた植物をケータイで撮って、関東に住んでいる息子さんに時々送られているとの事。
お互いに写真を見せ合いながら、同じバスに乗ってからも話がはずみました。
普段撮っている時は、どうしても私も他の人もお互いに遠慮しがちだけど、少しでも興味を持ってもらえると、やはりうれしいのです。
隣の町に着き、まずは眼科へ。
前に来た時は、先生の急用で、診察を受けず薬だけもらって帰ってきたので、今日は診察うけなきゃ、と。
かなり年配の女性の先生なのですが、いつも大変わかりやすく説明してくださり、その先生に診ていただいてからは、目が疲れたり、目やにが出たりということはなくなっていました。
ところが眼科へ来てみると、いつも満車の駐車場がカラなのです。前来た時もそうでした。
先生、お忙しいんだなぁ、と思いながら、玄関まで来ました。
閉じられた玄関に一枚の紙が貼ってありました。
院長先生が、先月半ばに急逝されていたのです。
インターホンに出た病院の方から、突然亡くなられ、今は薬も全く出せないこと。病院のスタッフの方々も先生の突然の死に、今もどうしていいかわからない、とのお話を聞きました。
薬がもらえなくなる、という事よりも、とにかく先生ともう会えないという事が、とても信じられませんでした。
女性で、あのお年で、毎日毎日たくさんの人を見ておられるだけでもほんとにすごい事なのに、今年になってから月に一度、日曜日も診察を始められて、ますますお元気だった先生。
毎回行く度に、先生は、視神経はデリケートだから、肩こりはしないように、辛いものは避けなさい、とまるでお母さんが子供に言い聞かせるように言ってくださって、いつも同じ事言われるなぁと思いつつも、時々その言葉を思い出して目はもちろん、全体的な体調のコントロールにもこれまでよりもっと気をつけるようになりました。
いつまでもお元気で診て下さると思っていたし、こういう形で、先生に直接お礼も言えずお別れになり、ほんとに残念でなりません。目の話以外のことも機会があればお話、聴いてみたかった方でした。
先生、ありがとうございました。
先生に診ていただいたこの目、大事にしていきます。
どうぞ、ゆっくりお休みください。