夜、「スノーさんのフォトスクランブル」の収録が始まろうとした時、コセキさんが、キヨシローが亡くなったことを教えてくださいました。
ほんとに驚き、しばらく言葉もありませんでした。
収録が終わってから、これからRCやキヨシローの曲、私、聴けるだろうか、と思っていたのですが、J-WAVEの「ロケットマンショー」から野音バージョンの「雨上がりの夜空に」がかかり、それからは、動画のサイトを見たり、またラジオから流れてくる曲をいろんな事を思い出しながら聴いていました。
私がキヨシローを知ったのは、「いけないルージュマジック」でした。
教授と一緒にすごいメイクで、一度聴いたら絶対忘れられないあの歌声。
はじめて聴いた時からとにかく気になり、そのうちRCサクセションというバンドの曲も聴くようになりました。
高校に入ってから、部活にもRCが大好きな先輩がいて、さらに聴くようになり
キヨシローが影響を受けたソウルナンバー、その中でもオーティス・レディングの曲もよく聴いたし、2年~3年の頃には発売禁止という事態もあったし、野音にもいてもたってもいられずに出かけたのでした。
学校を出てからは、聴かなくなる時期もあったけど、一度聴き始めると次から次にあの曲もこの曲も、と止らなくなるのです。
キヨシローがソロで活動しはじめて、「メンフィス」の時には武道館ですばらしいライブも見て、四国にいた時は、いつか家の前をキヨシローが通り過ぎるんじゃないかと、ワクワクしていた時もありました。
とにかく、今までの私にはいつもどこかにキヨシローがいて、その時々の私にいろんな事を語りかけてくれていました。
これからの私の中にも、キヨシローの音楽はずっと鳴り続けて、私に「今はどうなんだい」と問い続けてくれる事は間違いないことなのです。