今回の来阪は、Y氏展示とカメラ下見の旅。
今までで一番早起きして出発。バスはやっぱり渋滞につかまりました。
しかし、大阪行きだというのに、最後に降りたの、2名って。。。
ついたらすぐに「ギャラリズム2008」を見に行ってきました。
(まだ期間中なので、私もちょっとマネさせていただき(笑)ココから先はと見えなくしときますが、一部お見せしながら。)
去年現代美術センターで見た「大阪時間」の時は、会場をかなり大胆につかった作品ばかりでした。
「ギャラリズム2008」は、大阪時間よりは普通の展示方法だったので、それもまた新鮮に思えました。
私が気になったのは、山岡氏以外では牛島さんと、寺田さんの作品でした。
牛島さんの作品は自分が昔やっていたテーマに似ていた、というのもありましたが、作品に添えられたモノに対するエピソードがまた素敵なものばかり。時間というものをすごく感じる作品でした。
寺田さんの作品は、置いてあったブックを見るまでは、ミニチュアを撮っているというのはわからずに見てしまっていましたが、心地よい眺め、あたたかさ、空気に浸っておりました。
2階の展示室で山岡氏は展示されていました。
囲まれた壁の間から覗くグチック、なんだかとても高い上空から自分が浮かびながら見ているようで、でも、上空というよりは暗闇、いや、夜の暗闇とも違う空間からの眺めているようで、不思議な感覚を感じつつもなんだかニヤッとしてしまいました。
久々にドローイングも拝見。
こちらで大きな写真作品が見られると良かったかもしれません。
● 地下街はできませんか?
現代美術センターを出た後は、田舎ではなかなか食べないパスタを食べたり、本屋に行ったりと夕方まで梅田じゅうを歩いてて、特に地下街を何周もしました。
もう梅田も何回も来ていますが、いまだに場所感覚がわからず。
ストリートビューって、地下街や地下鉄の駅構内はやらないのかしら。
阪急の改装が終わった頃にはできてるといいなぁ。
● 「遠近のブリコラージュ」南 惠展
夕方、雨も降ってきて気温も下がってきた中、南森町へ。
いつも立ち寄るgallery wksへ。
(この先はこちらもまだ期間中なので)
いつもどうしても端っこを歩いてしまう廊下の先のギャラリーに入っても、なんだかグラグラしていた私。
展示されていた作品も微妙なバランスのものが多かったので、大丈夫かしら、と思いつつ見ていると、ちょうど南さんが入ってこられました。
山岡氏の日記で様々なヒントがちりばめられている、と読んでいたのですが、南さんからじかにたくさんヒントになるお話をいただきながら、科学的なことと、神秘なことが作用しあう楽しさを感じることができました。
ギャラリーH.O.Tに入っていくと、いつもあたたかく出迎えてくださるFさんから
「おぉ!はにぃさん!また若返られました!?」
というお言葉を頂きました。いつもありがとうございます~(笑)
(会期は終わってますが、ギャラリズムが終わるまではこの先も反転して読んでみてください。)
ギャラリーH.O.Tにももう何度も来ているのですが、今回は入って「あれ?こういう場所だったかな?」と驚いてしまいました。
いつも横の面になっているところに大きなグチックがあって、いつも正面になっている壁面が今回横の面に。
それだけでも随分方向感覚が狂って、それがまたとても新鮮でした。
いつも遠くから眺めるグチック。
はじめは暗い中にある黒い平面なのだけど、それをたどっていくと膨らんでくる、その変わり方は序々にではなく、でも突然突き出す感じでもなく。
そういう現実にはない空間も、長くいるとそれがまた心地よくなっていくようでした。
グチックは断片の一部(でもとても大きな)ということだけど、それが発する空気や流れや静けさを、黒い表面を目でたどりながら感じる事ができる断片なのでした。
グチックの反対の壁には、小さな写真作品。
その中のひとつ、私にはどうしても「高松」にしかみえない場所があるのです。
今度、その写真お見せします。
● ついてゆくのが精一杯でした。
氏が会場の到着したあとも、お客さんが途切れる事がない大盛況。
私はその間Fさんたちと話していて、ついにお暇するタイミングを逃してしまい、最後までいらっしゃったMさんとSさん、Y氏といっしょに晩御飯を食べに行く事に。
Y氏とMさんの、ものすごい勢いでのやりとりに圧倒されてしまいましたが、兼ねてからY氏に聞いてみようと思った事をMさんがどんどん聞いてくれたので、大変参考になりました。
お開きになった後、MさんとSさんに右も左もわからない梅田の道案内をしていただき、無事宿につくことができました。ありがとうございました。
宿ではなぜかテレビが見られなかったけど、有線が入っていたので、ブルースを聴きながら、ぐっすり眠れました。
ほんとに今日はよく歩いたからかな。