2008-05-21(Wednesday) 今日は649エン [長年日記]

[BOOKS] 待望の文庫化

午後休憩の時新聞広告で見かけて、もしや、と帰りに本屋に寄ってみたら、さすがにありました。

「オシムの言葉」、待望の文庫化であります。

オシムの言葉 木村元彦 著・集英社文庫

第10章が文庫のために書き下ろしされていて、うっかりそこから読みそうになるのを押さえつつ、今晩から読むとします。

[Diary] こんなにキレイに食べてはくれないだろう

夕食にはカレイのからあげ。

たっぷりのネギとミツバが添えてあり、それにゴマ油がかかっていて、おいしくておいしくて、夢中で箸を動かし続け、1匹半も食べつくしました。

昔、魚屋の隣に住んでいた時に言われたから、という訳でないのですが、とにかく魚を猫も食わないぐらいにキレイに食べるのが得意中の得意なのです。

腹の身はとうに食べつくし、顔の周りを一生懸命食べながら、ふと

「私の事をこんなにきれいに食べる生き物はいないんだろうな」

とヘンな事を考えてしまいました。

肉や魚に限らず、食べ物をキレイに食べれば、その生き物も食べ物になった意味がある、というような考えがあります。

魚ももちろん、人間に食べられるために生きているのではなく、人間よりはもっと自然の法則にしたがって、大きな連鎖の中で自分を生きているのでしょう。

で、人間はそれにはあてはまらない、食物連鎖の枠の外にいるような不思議な生き物であります。

じゃあ、人間って、自然の中ではいったいどういう位置取りなんだろう?と。

本当は、わざわざ地球を汚す為に生まれてきたのではないのでしょうし。

こうやって必死にカレイを食べてるのにも、実は自然の中でもっと大きな意味があるのかもしれません。

今、人間は自分の維持活動の結果を、とにかく自然と切り離したところで処理しようとしていて、私はそういうやり方しか知らない時代に生きてきているけれど、そうでなくなった時にはどうやっていくのだろう、とふと考える時があります。

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