山岡氏に直接手渡ししました「持参ネタ」、サイトにて掲載いただきました。ありがとうございます。
今回ばかりはもうネタも尽きた、とあきらめかけたその時に、目に飛び込んできたものでした。
で、昨夜、梅田スカイビルに行こうか、はたまた長居まで出るか?と思っていたのですが、暑さがおさまらず、もう限界。
宿の近くで食べる事にしました。
しかし、宿のまわりはオフィス街で、ほんとに飲み屋とコンビニしかなかったのです。
あまりに狭い一杯飲み屋にひとりで、ってのもいかがなものか?でしたので、できるだけ広そうな店に入ってみたのですが・・・。
通されたのは板前さんのいるカウンター席で、お品書きには値段が明記されておらず・・・!
あちゃ・・・失敗したなぁ、と冷や汗かきつつ、とりあえずビールとサラダと鳥の焼いたので一杯。鳥がモモなのになぜかコリコリ・・・。
すごい緊張感で、カウンターの方も私も無言で時が過ぎ・・・
それでも、いい気分になったところで、目に付いてしまったのが・・・「讃岐うどん」
オススメのお品書きの中にあったそれに、やっぱり食いついてしまったのです。
注文してからカウンターを見ていると、カウンターでゆでる準備。
・・・いやぁ、驚いた。出してきたうどんが、いわゆるお土産のうどん、半生のあの袋の、だったのですよ!!!
で、それをなんと20分以上、グツグツに煮てくれて・・・。
で、出てきたのが、かしわにとろろこぶが乗っかったあつあつうどん。
それでも、「いただきます!」とまず麺からいただいたのですよ。
すごい細めんでした。 ・・・トロトロでした(笑)。
早急につゆを残して平らげ、お会計してみたら・・・3400円!!!!!
多分あのうどん700円ぐらいだな。
板前さんに
「大阪駅から3500円ぐらい出したら香川行けるんよ。一回本場に行ってみんさい。」
と教えてあげるのも止めときました。
やっぱ、なんばに行っておけばよかったか・・・。
都会の怖さを実感した夕餉でございました。
そのおかげかなかなか眠れなかったりしましたが、目覚めは早かったのです。
朝食中もいろんなサプライズあり。
チェックアウトして、地下鉄の駅まで、川沿いを歩いてみました。
大阪の川、もしかしたらこんなに間近に見たのは初めてかもしれません。
周りの建物に圧倒されつつ、でも建物のディティールになんとなく残るレトロな感じを楽しみながら、朝のお散歩。蒸し暑かった・・・。
地下鉄に乗って、また大阪駅へ戻り、ココ何ヶ月も行ってなかった本屋へ。
あれや、これや、とあっという間に2時間ぐらい経ってしまいました。
考えてみれば、何千円か出して2時間半ぐらいバスに乗れば、気になる本がほとんどすべて手に取って見られるのです。
日帰り書店&ギャラリーツアーなどもできちゃうわけです。がんばれば。
せめて2ヶ月に1回でも来なきゃいかんが。
お昼近くになったので、地下鉄に乗り、中津にある「アートカクテル」に行ってみました。
アートカクテルは阪急の中津駅前。地下鉄中津駅で下りてしまったので、中津の街中も少し探検しながら徒歩10分ぐらい。お昼前でサラリーマンの団体が多くて、商店街の飲食展もなかなか繁盛している様子。
アートカクテルは、壁一面の木棚を貸し出しアート作品を販売しているお店。
普通のボックスショップだと、ひとつひとつのモノはよいものでも、お店としての統一感に欠けてしまうのが悩みの種ですが、ここでは棚全体のディスプレイも冷たくなく、でもすっきり見えるようによく考えてありました。
作家のプロフィールも棚1個を使って見やすく表示されていて、作品にも自然と入っていけるようです。
中で食事もできる、ということでジャンバラヤ、ちょっとお店の中が暑かったけど、おいしくいただいてきました。
たくさんの作品がならぶ棚を見ながら思っていたのは、私が大学生や20代の頃は、こういう発想って自分のまわりにはなかったな、と。
自分のアートをどうやって売るか、という事はなかなか話が出てこなくて、どうやったら作家として、公募や画廊でやっていくか、という話ばかり話題になっていたなぁ、と。
そういう方法を取る事を否定はしませんが、でも私はその話を聴いていて、そういう方向性だけでは、美術、アートをもっと一般の人に、という事にはいつまで経ってもなっていかない、とは思っていました。(一般の人、っていう言い方も変ですが)
最近では、だいぶ「アートな感覚」は受け入れられてきつつあるけど、それがもっと人自体、社会自体の見方を変えられるものになっていくかどうかという事で、現在試されている様々な方法が、今後どれだけがんばれるかも気になるところなのです。
その後は、なんばへ言ってユザワヤ堪能。