2006-01-31 「プラセボ展」に行ってきました。 [長年日記]

今日は大阪行き。

いつもより早めに目覚められたので、予定よりも早めの電車に乗れました。

先日取り上げたICOCAが使える所だったので、Suicaも使えました。

4年ぶり?

大阪駅についてまず行ったのが、ヨドバシの梅田

開店した直後に行って、ものすごい人だったことと、なぜか自転車を売っていたことを覚えています。その時はPalmとかエアエッジのカードがお目当てでした。

4年後?今日のお目当ては周辺機器と本。本は内容まではネットでわからないので、たくさん直接見られてよかったです。カメラ売り場はもうちょっと居たかったけど、歩くうちに荷物がだんだん重く感じられ・・・。

ヨドバシ自体の売り場は地下1階から地上4階で、4階家電売り場にも行ってみましたら、女性店員さんの多さにびっくり。

隣に入ってるコムサの爆安ぶりにもびっくり。でもほとんど着れませんけど!(苦笑)

いいなぁ。いろいろあって。

1時過ぎにヨドバシをでて、中央郵便局に行きました。

ええなぁ。天井高いし、郵貯のカウンターもたくさんあって。10人待ちぐらいでどうしようかと思ったけど、すぐ順番が来ました。隣では大学生が投資信託の窓口に集まっててビックリ。今はユーロが高いんだそうです。

そろそろお昼を、とまずスタバに行ってみたのですが、満員で坐れず、仕方なく横断歩道をたくさん渡ってブックファーストのあるビルまで来ました。

しかし荷物の重さがますます肩にのしかかり、地下の「喫茶店」で一服。やっぱり「喫茶店」、落ち着きます。

隣の席も3回転したところで、再び本を見に地上へ。

目の前で・・・退散

本も見てもう少し時間があるので文房具店に行くことにしました。

すぐ前の阪神百貨店に入り、文房具売り場は9階。だけどエレベータは8階どまり。仕方なく8階からエスカレータで登ろうと降りた瞬間、フロアにぎっしりの人、人、人。なんと全国駅弁大会開催中でした!

あれだけ行きたいと熱望していた駅弁大会。が、しかし、フロアからのイカの香りに圧倒されてしまい、あえなく7階に退却。ああ、ほんま情けないわ〜。

でも7階には無印がありました。やっと今年のカレンダーと手帳買いました。

[今日のY氏] プラセボ展の薬効

ようやく空が暗くなりはじめた頃、南森町駅を出て、ギャラリーH.O.Tへ向かいました。

今回は磁石も狂うことなく、到着。

細い入り口を入ると、「プラセボ展」のサイトで見た青白い光が廊下まで届いていました。

入った時は、いろいろな物があるけれどもそんなに威圧感はなくて、スッと真ん中に立てた感じがしました。

会場にいた女性からアンケートとお茶をいただき、出品されている作家さん(右奥の作品)から会場の音と連動する作品を解説していただきました。

今回出ていた作品は、とても「影のかたち」の美しい作品が多くて、まずはその様子をじっとながめつつ。

自分の音を作品に向けて出したくなったり、いろんな位置から見てみたくなったり、作品の中に入りたくなったり、

どの作品も見る方がどんどん動きながら作品に向かっていけてて、それでいて会場全体はしずかな呼吸をしている、そんな雰囲気に、時間が過ぎるのをあまり感じませんでした。

しばらくするとY氏到着。

かなり気配を消していたつもりでしたが、すぐに見つかってしまいました(笑)。

Y氏は撮影などで忙しそうだったので、私はまた気配を消して気になるところをじっと見たり。

オーナーさんも来られて、ギャラリーの中はますますにぎやかになりました。

私もオーナーさんと病院の中でのアートの事など、気がつくことをお話しました。

今回のテーマはサイトにある「text」を見ていただきたいのですが、今回のプラセボ展の「薬効」は私には充分あったようです。

でもそれは私が今までに、こういった作品に対してどう考えるか、という体験が多かったからかもしれません。

オーナーの方もおっしゃっていたように、作品自体が精神的なものをリアルに表している作品が、その作用を発揮するのは日本ではまだまだ難しい状況です。

「癒し」とかそういうアヤフヤなもので、元気になった気にさせようとするモノよりは、今回出品されていた作品たちの方が病を持った人の心に触れた時、その人に残すものは直接的で大きいでしょう。

そのような作品を受け入れる現場も、現場まで飛び込みたい、という作家もなかなかいないと思われます。

もし現場でのチャンスがあれば、できるだけ自然に、あれはいつもあそこにあるなぁ、という状態にして、さらにそれらを作る時、発表する場所、その土地を感じて作られていると、美術にあまり触れる機会のない人々も、作品に入り込みやすいかもしれません。

現場でのこころみも、作家がその土地土地を感じることも、とても時間がかかるし、地道に根気よくやっていくしかない仕事ですが。

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